このブログは婚活ブログだけど、たまには別のことが書きたくなった。というより、今日は婚活の話はあまり書きたくなかった。
今日は3/11で、日本に住む人の多くが2011年に起きた東日本大震災のことを思い出すだろう。僕もそのうちの一人である。10年前のことだけど、2011年3月11日に地震が起きてからのことはよく覚えている。
僕は当時高校生1年生で、日本海側のとある田舎町に住んでいたため、東日本大震災で直接は被災していない。地震が起きた午後2時50分ごろ、僕は英語の授業を受けていた。
僕のいた教室では、震度1~2くらいで揺れを感じた。友達も地震に気づき、授業中だけど「あ、地震だ!」とざわついていた。授業をしていた先生も地震に気づいていた。今になって思うと、震度2程度の地震なのにクラス全員が気付いていたなんて異常な事態だった。揺れ自体は幸いにも弱かったけど、すごく長い時間揺れていたんだろう。
僕たちの高校に地震が到達したころ、東北はひどい有様になっていたわけだが、高校生の僕たちはそんなことを知る由もなかった。2011年当時はガラケー全盛期でスマホも普及しておらず、今ほどインターネットやSNSで情報を得ることもなかった。何事もなかったかのように授業が終わり、そのまま部活へ向かったのだった。
東北地方の惨状を知ったのは、部活が終わった後、更衣室で着替えていた時だった。部活の先輩が携帯のワンセグでテレビを見ていたのだが、そこには津波で流される無数の車や、燃え盛る気仙沼の様子が繰り返し映し出されていた。夕方の6時半くらいのことだった。
「これは一体何なんだ」と目を疑った。ニュースではその日の3時ごろに東北で大きな地震が起き、東北周辺で甚大な被害を叫ぶように伝えていた。流れている映像が日本で起きているという事実が信じられなかった。英語の授業の時におきた地震は、東北で起きた地震と同一だったのだ。
当時の僕は東北には縁もゆかりもまったく無かったが、本当にひどいことになった、と高校生ながらに思った。2日後くらいに、通っていた高校で義援金を募ることが全校集会で伝えられ、自分のお小遣いから2000円ほど出した記憶がある。本当に、日本中が震えた大災害であった。
とはいえ、被害は東北や関東に集中しており、僕たちは特に被害もなく、いつもと変わらぬ日常を過ごしていた。当時の僕と同じ学年で被災し生活がままならなくなった人達がいる一方、僕はいつも通り生活ができている。それもまた、僕にとっては奇妙な無力感を与えたのだった。
僕は幸いにも地震の被害は受けなかった。けどそれは本当にたまたまで、少しでもタイミングがくるっていれば、僕も被災してたかもしれない。こうやって婚活をしてブログを書くことも無かったかもしれない。
直接被災した人もそうでない人も、あの日に自分が何をしていたのか、どの人も思い出せるのではなかろうか。それくらい、東日本大震災は日本に大きな影響を与えた災害であった。震災で亡くなられた方の冥福を祈ると共に、被害にあわれた方が平穏な日々を過ごされることを切に願う。
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今年から震災から10年ほどであるが、色んなことがあった。10年は一人の人間にとってすごく長い時間である。当時は大学進学で東京に来るなんて思ってもみなかったし、エンジニアとして働いてるなんて想像していなかったなぁ。
これから10年後が一体どうなっているのかは全く考えられないが、この10年は自分にとって良い10年間だったと思う。10年後も同じように考えていられるように、日々後悔の無いよう過ごそうと思う。
少なくとも10年後には小学生くらいの子供がいてほしい。というわけで、また明日から婚活を頑張っていこう。
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