上の続き。
3月下旬はゆりえさんが忙しくなったみたいで、前回のデートから1か月くらい空いてしまった。
前回のデートでは、ゆりえさんとの価値観とかをよく知ることが出来た。全然問題なかったし、話していて良い人なんだなあということがよくわかった。
なんだけど、どうしても一つだけ気になることがあって、今回のデートではその点をどう思うのか、自分自身の問題だけど、確認するつもりのデートのつもりである。
で、何が気になっているかというと、ゆりえさんの容姿を僕が好きになれるかどうか、ということである。
ゆりえさんは整った容姿をしているし、消して不細工な人ではないのだが、僕のタイプではないのである。
ゆりえさんとはマッチングアプリ経由で出会った人なのでが、ゆりえさんはアプリの写真を設定していなかったのだ。連絡先を交換してからも写真を交換していなかったので、初アポの時にはじめて顔をみることになったのだ。顔面ガチャである。
僕自身は相手の容姿よりも中身とかの方が条件としては上に来ているのだが、完全にタイプでない人だと話は別である。本当に難しい。もしこれが婚活じゃなかったとしたら、初めてのアポの後でFOするんだけど。
というわけで3度目のデートへ行った。
丸の内付近のカフェに行ってお話をする。この間は結婚に関する話題をたくさん話せたので、今回はたわいもない話をする。
1時間くらいお話をして、その後1時間くらい行幸通りにいって、暖かくなってきた日の光を浴びながらまたお話をした。
話している途中、ゆりえさんの顔を見て僕はこの人を好きになれるんだろうか、とず～～～っと考えていた。
が、残念ながら、僕はゆりえさんのことは好きになれないと思ってしまった。悲しい。
結婚は相手の中身が大切ってずっと思いながら婚活をしていたんだけど、結局顔で相手を選んでしまったとか、ゆりえさんのような素敵な人をお断りしてしまうという罪悪感が酷かった。けれども、やっぱりゆりえさんのことは女性としてはどうしても見れなかったのである。3回会って、頑張って良いところを見ようとしていたのだが、残念ながら結婚相手としては見れなかったのである。
デートは3回目だったので、一般的には告白するかどうかのタイミングで会った。もしかしたらゆりえさんは告白されるのを期待していたのかもしれない。デートの最後で、「申し訳ないけど、ゆりえさんと結婚に向けて進みたいって気持ちにはなれませんでした」とお伝えした。
ゆりえさんには申し訳なかったが、結婚につながらなくて残念で会った。
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